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| ナビゲーター 生駒雅美 |
■英国I.P.T. I認定アロマセラピスト
■緩和ケアアロマセラピスト |
イギリスにてアロマセラピーを学び、‘98年本帰国。
アロマセラピストとして、各社でのアロマ商品開発やコンサルティング、セミナー等を行う傍ら、病院での入院患者へのケア等、アロマの普及のため精力的に活躍されています。 |
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さて、今回はみなさんに精油の持つエネルギーについてお話していきます。
でもその前に、私たちの何気ない習慣の中にもアロマセラピーが深く根付いているということからお話していきたいと思います。
アロマセラピーの主役である精油は、植物から抽出されて容器に収められることとなるずっと以前から日本の文化に深く浸透していました。
カンタンに身近な例を挙げてみると・・・お寿司屋さんです。
お寿司屋さんでは、ヒノキで作られた飯台にお寿司を供してくれます。
これはヒノキが持つ殺菌・抗菌作用で生魚の鮮度を保つためで、この他ヒノキには駆虫作用もあり、古くからお風呂や家屋などにも使用されています。
また、押し寿司を包む植物の葉やガリ(しょうが)、緑茶も同じ。そして極めつけはワサビでしょう。これにはより強力な抗菌作用があるのです。
そしてこうした作用はすべて“植物の精油成分の恩恵”であり、日本料理にはこの植物の恩恵を用いた様々な工夫がされているのです。
「料理」という言葉は、ものごとの理(ことわり)を料る(はかる)と書きます。わかりやすく言うと「ものごとの道理を知る」となるのです。
そう、私たち日本人は植物の性質や個性をしっかりと見つめ、深く理解した上で、この植物の力を借りて日本独特の文化を築いてきたのです。
アロマセラピーの故郷はイギリス、フランス等のヨーロッパとなっていますが、私たち日本人も古くから立派なアロマセラピストであったことがわかりますね。 |
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植物は自分達の種を存続・繁栄させるために成長し変化していきます。
媒体となってくれる昆虫を誘い、逆に害虫から身を守らなければいけません。動物のように動くことの出来ない植物は、偶然に与えられた環境で懸命に生きていかなければならないのです。天候や土壌の良し悪しを選ぶことができない上に、そこから移動することもできない。だからこそ植物には秘められたエネルギーがあるのだと思います。
そのエネルギーは、決して激しく強いものではなく穏やかで静かなものであり、私たち人間の心に寄り添うようにして癒してくれます。
その植物のエネルギーを凝縮させ、小さなビンに詰めたものが精油なのです。
精油に宿るエネルギーは、私たち人間の個性同様に多種多様。実際、綿棒の先に精油を1滴たらし、それをキルリアンカメラというオーラを写すことのできる特殊なカメラで撮影すると、精油ひとつひとつ違うオーラが映し出されるのです。
精油の個性をひとつ例にとると、「ユーカリ」。
皆さんご存知の通り、ユーカリはコアラの大好物です。
このユーカリの根は、干ばつ等でも生息していけるよう地下の深く伸び、水を吸い上げることができます。
また、コアラが集中して葉を食べ始めると、タンニンという成分を多く発生させ、味をコアラにとってマズいものに変えてしまうのです。
さらに、ユーカリの種は非常に硬く、そのままでは発芽できません。人工的に種を発芽させるには、熱湯をかけたりフライパンのようなもので炒らなければいけない程です。通常、自然のユーカリは山火事によって種の皮を破り発芽しますが、山火事のない時は、自らの葉をプリズムのように使い山火事を起こすこともあるそうです。
これほどの生命力を持つユーカリの香りは、私たち人間を勇気づけてくれるでしょう。
自己を尊重することを後押してくれ、自分の底力を呼び起こしてくれるかもしれません。
例えば私は風邪を引くと気分も滅入るのですが、そんな時このユーカリがとても良く感じます。 |
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私たちは毎日、香りからメッセージを受け取っています。
毎日通るカレー屋さんの匂いが、特にイイ匂いに感じて思わず注文してしまう・・・というコトはよくありますね。これは身体が欲しがっているのです。同じように精油も、心身の状態にピッタリ合ったモノほど良く香ります。もっとわかりやすく言えば、好きな香り=自分が必要な香りなのです。
特に心身が疲れていたり、病気の時、心が傷ついたりふさいだりしている時は嗅覚の感受性が高まります。
弱っている時こそ自分を守ってあげなければならないことを身体は良く知っているからです。自分にとって安全だと感知できる香りは、私たちを安心させ、リラックスさせてくれるのです。
ですから本や雑誌などに書いてある情報に頼らず、自分の嗅覚(=感覚)を使って香りを選ぶことも大切なのです。 |
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